こんにちは!

皆さんは所得税についてはご存知ですね?
働いた得た所得にかかる税金ですね。
個人の所得(収入から必要経費を差し引いた利益)に対して課される税金です。

これは、ワーキングホリデーで働いた収入についても同じです。
日本で言う、確定申告のことです。
ワーキングホリデービザを持っている方は全員が申告しなければいけません。
これを、タックスリターンと呼んでいます。
法律で義務付けられていますから、基本を学ぶ必要がありますね。

では、今回は、オーストラリアのタックスリターンについてご紹介します。

 

タックスリターンとは?

冒頭でご紹介したように、ワーキングホリデーで働いて得た収入に対する税金の申告です。
オーストラリアの会計年度は、7月から翌年の6月までです。この期間の収入を申告します。

例:2017年7月から2018年6月末までの収入が申告対象です。

この間の収入を、2018年の7月から10月末までに、ATO(オーストラリア国税庁)に申告します。

働いた収入だけでなく、銀行の利息も対象です。
ワーホリで働くなら必ず必要なのが銀行口座です。
後述の、タックスファイルナンバーを、銀行に伝えることも必要です。
利息は銀行窓口や、インターネットで確認できます。

注意!10月末までに申告しないと、罰金や起訴の対象となります。お忘れなく。

タックスリターンの手順は?

税金、申告などという言葉を聞くと、難しくて、できれば逃げたい気持ちになりますが、
前述のように、法律で定められた義務です。
基本的な手続きを覚えましょう。

タックスファイルナンバー取得

タックスファイルナンバーとは、簡単に言うと、一人に1つ発行される、納税者番号です。

1つの番号を一生使います。

日本で言う、マイナンバーですね。

オーストラリアで働く人は、必ず必要になります。

非常に重要な個人情報ですから、盗まれたり、他人に知られたりしないように注意して下さい。
申請方法は、前述のATOのウェブサイトから申し込みします。
申請後28日以内に、タックスファイルナンバーが記載された郵便が送られてきます。
郵便を必ず受け取れる住所が必要です。間違えのないように、注意しましょう。
申請ページは:こちらです。

雇用主に、タックスファイルナンバーを伝える

タックスリターンナンバーを、あなたが働く先の雇用主に伝えてください。
雇用主は、皆さんに給料を払う際に、税金を引いて、国に納めます。
このときに納めた税金が多すぎた場合、タックスリターン申請で多い分が返金されます。

働き始める際に、雇用者に、ワーキングホリデービザでの就労なので、

15%か32.5%の税金を給料から引くように伝えてください。

オーストラリアの最低賃金は、約19ドルです。15%の税金を引かれて、

16ドル程が手取りということになります。

雇用主に確実に税金を天引きしてもらうことで、タックスリターン時に追加納税をしなくて済みます。

雇用主から、PAYGペイメントサマリーを入手

PAYGペイメントサマリーは、雇用者が就労者に配布する、タックスリターン申告に必要な書類のことです。

退職時あるいは7月中旬に雇用主から入手しましょう。

タックスリターン申告手続き

前述しましたように、オーストラリアの会計年度である、7月から翌年の6月までの収入をATOに申告します。申告時期は、7月から10月末です。
銀行の利息も対象です。
複数の仕事をした場合も、全ての収入を1つのタックスリターンで申告します。

また、参考までに、2018会計年度からは、$37,000までの収入で、

銀行の利息など他の収入がない場合はワーホリの申告義務はなくなります。

ただし、「申告義務なしの届け」が必要になりますので、注意してください。

基本的に銀行口座を持ちますので、申告義務がない方は、ほとんどいないかもしれませんが。

ワーホリの所得税率は?

では、所得税率はどのくらいでしょうか。
これから働く皆さんにとっては、大変気になりますね。

収入が37,000ドルまでは、15%が所得税になります。
これ以上の収入の場合は、32.5%、37%、45%と税率が上がります。
以下、税率です。

(2017年1月1日から適用開始)
課税所得 本所得に対する税額

・所得:$0 – $37,000: 15%

・所得:$37,001 – $87,000: $5,550 + $37,000を超えた額に対して:32.5%

・所得:$87,001 – $180,000: $21,800 + $87,000を超えた額に対して:37%

・所得:$180,001以上: $56,210 + $180,000を超えた額に対して:45%

タックスリターンの計算方法

では、上記の一覧表を参考に、分かりやすい例で、計算方法をご紹介します。
・2017年7月1日から2018年6月30日の間に、$20,000の収入があった場合:
所得税は、$20,000×0.15 (15%)=$3,000になります。

では、$40,000の収入があった場合:
・($40,000-$37,000)×0.325 (32.5%)+$5,550=$6,525 が税金です。
$37,000以上稼いだ分に対して32.5%かかるというところが大切です。

ただし、現実問題として、ほとんどのワーホリの方は$37,000以上も稼げません。
ですから、15%の税率が普通ということです。
念のため、税率の変更がないか、ATOのウェブなどで確認してください。

誤解のないように、付け加えますと。
タックスリターンとは言うものの、申告すれば返金があるという意味ではありません。
課税額より少ない税金しか納めていなければ、

タックスリターンをすることで不足分の税金を取られることもあります。

規定どおりの税金を納めていれば、返金はありません。
返金があるのは、規定より多い税金を納めた場合です。

まとめ

いかがでしょうか。
分かりやすくご説明しましたが、案ずるより産むが易し、です。
これも勉強だと思い、税金と申告を学んでみましょう。

今回は、初心者の方にも分かりやすいようにまとめましたが、
本来、税金は複雑なシステムです。
もし、分からない場合は、ネットや現地で日本人の税理士さんなどの支援を仰ぐのも一案です。

楽しく働いて、たくさんの収入があるといいですね!

Good Luck!